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London is Opening up

Noble Rot Wine Bar & Restaurant

ロンドンは5月くらいからロックダウンの制限が緩和されて、色々なお店やレストランもマスクの着用とソーシャルディスタンスを守りながらの通常営業になっています。
そして6月21日からはマスクなど、全ての制約を解除する予定だったのですが、ここ数週間の変異種の増加で解除は4週間の延期になりました。

・・・とは言え、今は18歳までワクチン接種が進んでいるので、そろそろリラックスして良いんじゃないかと思って約1年半ぶりにレストランに行ってきました。 久しぶりなので色々迷ったんだけど、このところお酒をほとんど飲んでいなかったので、おいしいワインをあれこれ飲めるお店と思って選んだのが上のNoble Rotというワインバー&レストランです。

Jubilee Line Platform(Bond Street)


レストランの最寄駅はホルボーン(Holborn)なので、うちからはジュビリー・ライン(Jubilee Line)でボンド・ストリート(Bond Street)まで行き、そこでセントラル・ライン(Central Line)に乗り換えて東に3駅目がホルボーンです。

電車は少し前に比べるとかなり混んでいました。
マスクの着用は義務付けられているけど、混んでる車内ではディスタンスを取ることが出来なくて、みんなどんな感じなんだろうと思って周りの人の顔を見てみると、多くの人たちがガードを解いてリラックスしている感じで普通に隣同士に座っています。 ホントに色々な所で日常が戻ってきているんだなって事を実感しました。

Holborn Station


ホルボーンの駅を出ると北東の方向に進み、レッドライオン・スクエアー(Red Lion Square)経由でレストランがあるラムズコンデュイット・ストリート(Lamb's Conduit Street)を目指します。
このストリートにはホルボーン警察署があって、ボクがロンドンに来た当時、観光以外の長期滞在者はこの警察署の中にあったエイリアン・レジストレーション・オフィスに滞在届けを提出する事になっていたので、ここには何度か来たな・・・なんて懐かしい気分で警察署を通り過ぎて、50メートルほど歩くとお目当のレストランが見えて来ました。

Lamb's Conduit Street

Noble Rot レストランエリア

Noble Rot レストランエリア

トップの写真でも分かる通り間口は、そんなに広くないけど奥行きは結構あって、入り口のバー・エリアを抜けて、その奥がレストランになっています。
内装は黒が基調の木製の作りで落ち着いた雰囲気です。 レストランにしては、ちょっとテーブルが小さいけど、多分テーブル毎のソーシャルディスタンスを取るためのアイデアなんじゃないかと想像します・・・が、ここはネットの評判を見て初めて来たレストランなので本当のことは分かりません。

ブレッド&バター

さて、まずは飲み慣れたスペインのリオハ(Rioja)からのスタートで、同時にパンも注文しました。

基本的には赤ワイン派で、生牡蠣とかを食べる時以外は魚料理でも赤ばかりです。

パンは、このお店のオリジナルで、サフランとオニオンを練りこんだものと、サワードーブレッドが二種類。 一つはプレーンで、もう一つはリッチで甘みがあるもので、どれもとても美味しかったです。

前菜はスリップソールとスモークしたバターをメニューから選んだけど、どんなものかはよく分かっていません。

スリップソールは靴の中敷きという意味もあるので小さなヒラメみたいなものだろうと思って頼みました。 
前菜が来る前に次のワインを選びます・・・魚なので繊細なフランスワインがいいかなと思ってブルゴーニュ(Bourgogne)地方のバーガンディー(Burgundy)にしました。
グラスを口に運ぶと豊かな香りが沸き立って、すっと口に入って来て喉のあたりでふわっと消えて余韻だけが残る・・・デリケートで飲みやすい美味しいワインです。

ブルゴーニュのバーガンディー

スリップソールとスモークトバター

やって来たスリップソールは思っていた通りの見た目でした。 ただ、味は美味しいんだけど想像以上にスモークの感じがあって、選んでいたワインのデリケートさには合わないので、イタリアのキヤンティーを追加注文。 これは強めのシャープさがあってスリップソールとの相性は良かったです。

メインはラムとコージェットとオリーブを頼んで、ワインはフランスのボルドー地方のものにしました。 口に含むと強めの渋みがあるけど、決して嫌な感じではなくて癖のあるラムとの相性もいいんじゃないかと期待させてくれます。

ボルドーの赤

ラムとコージェットとオリーブ

メインが運ばれて来て気付いたんだけど、ここはイギリス料理のレストランみたいです。 予約の時に見たウエッブサイトではワインの種類の豊富さが目について、何料理という謳い文句もなかったから勝手にモダンヨーロピアンだと思い込んでいたけど、実はイギリスの田舎料理をレストランクオリティーに仕上げたロンドンでも珍しいレストランじゃないかと思います。 
なぜそう思ったかというと、この素っ気ない盛り付けです・・・これがモダンヨーロピアンだったら、量もすこし少なめできれいに盛り付けられていたんじゃないかな? 考えたらスリップソールも、それだけがお皿に乗って、なんの飾りもなかったですからね。
あと、ヨーロッパ系の料理は凝ったソースで味付けして、それこそが良い料理って感じがあるけど、シンプルな味付けで素材の良さをひきだしたこのラムはまさにイギリス料理。 ラムの焼き加減もよくて美味しかったです。

チーズプレート

デザートは・・・甘いものにも惹かれたけど、最後までワインで行きたかったのでチーズプレートにしました。

ヤギのミルクから作ったチーズとブルーチーズがなんとか・・・って説明を受けたけど、ワインで気持ちよくなっていたので、あまり聞いていませんでした。 でも、どれも美味しかったです。
あと、オリジナルのクラッカーもチーズにぴったりでした。

ワインはウエイターお勧めのギリシャワインで、シャープな苦味がチーズの美味しさを引き立ててくれました。

なんか、分かった様なことを言っているけど、決してワインに詳しいわけではありません。 いろいろなワインを飲み比べると好きな味と嫌いな味がある事がわかるくらいで、高いワインを言い当てられるとかって事ではありません。

このNoble Rotの売りは高級ワインのグラス売りで、125mlの一杯で100〜200ポンド(15,000〜30,000円)のものもあります。 125mlのグラス売りのために高級ワインを一本開けて続く人がいなければ、残りは売り物にならないので、そんなリスクを負いながらグラス売りをしているところは珍しいです。 もちろんボクが飲んだワインは、そんな価格帯のものではなかったけど、そこそこのものをあれこれ飲んだので結構な金額になりました。 まあ、1年半ぶりの外食なのでOKでしょう。

フィルターコーヒーフィルターコーヒー

最後はフィルターコーヒーでフィニッシュです。
イギリスは一般的に深煎りのコーヒーが多くて苦味が強いんだけど、ここはミディアムローストでスッキリした味わいでした。 久しぶりの外食は楽しかったし美味しいワインも十分に楽しんで家路に着きました。

元々が引きこもりの性格で家でいろいろやっているのが好きだから、ロックダウンも苦にならないと思っていたけど、こうやって少しづつ日常が戻ってくる事はやっぱり嬉しいですね。

2021年6月